コールド・マウンテン

背景は南北戦争時代。都会からコールドマウンテンと呼ばれる田舎町に牧師の父と共に引っ越してきた一人娘のエイダ(ニコール・キッドマン)とその町に住む青年インマン(ジュード・ロウ)の純愛物語。ラストまで地味な感じで物語は進んでいくのだけど、なんか良かったな。たった一度の口づけでエイダは何年も彼を待ち続け、インマンは脱走兵となって命をかけて彼女のいるコールドマウンテンに戻ろうとする。プラトニックでそこまで?と思う反面、そうやって狂おしいほどに相手を想う思いこそが辛い時代を生き抜く彼らの生きる術でもあったのだろうとも思う。その思いに生かされてるというか・・・。農作業や料理などを知らないエイダを助ける頼りがいのある流れ者のルビー(レニー・ゼルウィガー)もいい味だしてた。レニーって、やっぱりどすこい系とか似合うよなぁ・・・。インマンをかくまう乳飲み子を持った母親役にナタリー・ポートマンだったのだけど、なんか筋張ってたなぁ・・・。自分の身を守る為に日に日に逞しくなっていくエイダも自然な感じで描かれていて良かった。ただ、ラストは・・・ちょっと無理やりっぽいかな?(平和も訪れて、たった一度でベビーまで・・・)