エリン・ブロコビッチ

3人の子供を持つ貯金も学歴もないシングルマザーが主人公。ふとしたきっかけで弁護士事務所に勤めることになったのだけど(車の事故で彼女はその事務所にお世話になったのだが、99%勝てるはずの裁判に彼女の言動で敗訴になってしまう。そのことを逆手?!にとって、そこの事務所に自分を雇えと直訴しに行く。普通の人の神経じゃ考えられないけど・・・(笑))そこで巨大企業の環境汚染の問題を発見する。彼女のめげない・負けん気の強い・個性的なキャラクターでしだいに地元民からも慕われ、経験や弁護士の資格すらない彼女が信念&根性で、当初は無理と思われていた裁判に勝訴!というサクセス・ストーリー。最初は3人の子供を育てる為、お金を稼ぐために弁護士事務所で働くようになった彼女が、環境汚染の事実を知り、被害にあっている地元民とのふれあい、懸命に彼らの為に働くことによって彼らから尊敬の念を抱かれ、そういった経験を通して一母親から一社会人として成長していく姿がとても軽快に描かれていた。母親&社会人らしからぬ露出の多い派手な服装も「スタイルがいい間はそれを生かせる洋服で通すのよ」っつー主張も彼女らしくて、違った意味で好感がもてた。映画の最初の方のシーンで、ファミレスに親子で食事をするのだけど、子供達にはバーガーを食べさせ、自分は涼しい顔で「コーヒーだけでいいわ」という。で、お家に帰ってからキッチンで缶詰を頬張る。母、強しを表したシーンが◎。