アメリ

かわいい映画だった。スクリーンの色彩もとても綺麗で全体的にグリーンが素敵に効いていた。幼い頃から両親の愛情を感じられず、友達もいないアメリ。空想癖を持ったまま大人になるが、ある日自分の部屋のバスルームから、40年前その部屋に住んでいた少年の宝箱を見つける。アメリはその持ち主を探し出して届けてあげるのだが、そのことから「他人に幸せをプレゼントする喜び」を知った彼女は周りの人たちにも、彼女独特のいたずら心とやり方で幸せをプレゼントするようになる。そんな彼女も、証明写真BOXの下でいつも何かを探している青年に恋をしてしまい、そこから空想好きで臆病な彼女が現実の世界へと足を踏み入れる為にがんばる姿が描かれている。しかし、どうしてフランス映画って出てくる人ほとんどが個性的なんでしょうか。でも、愛すべきキャラクターの人が多い。『サム・サフィ』でも感じた事だけど。舞台となったモンマルトルの街並みも良かったな。「観た人を幸せにする映画」と監督自身が語っていたそうだけど・・・、うーむ。でも、素敵でかわいい映画だった。特にアメリのいたずらっぽい目が印象的だった。