とうとう入院&マメ誕生!

mayu332006-04-05

昨日の夜も少し前駆陣痛らしきものはあったけど、そのまま遠のいてしまったので、今日はヨーコさんに送ってもらって入院の日。朝9時半までに行かなくちゃいけなかったのでパタパタ用意してると、おしるしが・・・!おぉ、これが噂のおしるしねとちょっと感動。薬はイヤだ、促進剤は使いたくない、不必要な医療行為もしたくない・・・と言っていた私だけど、もうこーなったらマメを無事に産むことが最優先だし、腹も決まった。
病院に着くと、個室希望を事前に出していたのだけど、なんだか混んでいるようで『産褥回復室』という名前がついた部屋で出産するまで滞在することに・・。2人部屋で、昨日から入院しているAさんと同室。Aさんも同じ3月28日予定日だったのだそう。NSTを付けてみるも張りもそんなに強くないようなので、早速【プロスタグランジン】という陣痛誘発剤を10時40分から一時間おきに1錠ずつ、6回服用する。14時過ぎ頃から生理痛のちょっとツライ感じのがくる。
15:40、6回目の服用で今日の処置は終了で、あとは様子見。助産師さんも定期的にマメの心音を測りにきてくれたりして、この弱い陣痛に勢いをつける為にアロマオイルを使った入浴を勧めてくれたので、夕食前に入ることにした。お風呂を待っている間にも結構定期的な陣痛がやってくる。途中でタカママも差し入れを持ってお見舞いに来てくれた。そして、隣のAさんは陣痛も全然来ていないとのことで一旦退院するとの事。私は先生の回診の時に「あなたは産まれるから」と一言。お風呂は数種類のオイルからラベンダーとオレンジをチョイス。狭いお風呂だったけど、のんびりと入る。17時過ぎにお風呂から上がる。お風呂の途中で病院にマミーから「連絡ください」との電話が入る。何事?と思い、陣痛の中で連絡を入れてみるが連絡がつかない・・・。何度か電話をするとやっとつながった。何事かと思えば「お給料の振込先を教えて欲しい」との事。あの〜、そんな場合じゃないんですけど、こっちは!夕食の少し前にタカ坊が到着。その頃には結構な陣痛が襲ってきてた。痛みの間に少しずつ夕食をとり、洗面台でタカ坊にドライヤーで髪を乾かしてもらう。(←痛みながらも「ぐしゃぐしゃにしないでよ」とか注文をつける。タカ坊によると、この時痛みに耐えている私の姿は、映画『CUBE』の自閉症の人みたいだったとの事。)痛みの間は言葉を発することが出来ないほどだけど、痛くない時はほんとに普通なのだ。
19:15、鮮血が出たので助産師さんが内診をすると、子宮口が4〜5cm開いてるとの事で、19:45に車椅子で陣痛室に移動。陣痛室に移動してからは痛みが段々とすごいことになってくる。タカママも様子見に来てくれて、ハーブティを飲みたい私の為にわざわざ又、家まで帰って作ってきてくれたりした。
21:30、子宮口7cm。もう、かなりのつらさ。痛さのあまり、呼吸法(痛くなってきたら、フゥ〜ッと静かに息を吐く)も3回に1回くらいで成功するくらいの状態。間隔も4,5分。突然、口の中をさっぱりさせたいと思い、助産師さんとタカ坊が「別に今じゃなくても・・・」という中、無理矢理痛みを堪えて歯を磨いた私・・・。今、考えると、なんであそこまで意地になって歯を磨いたか理解不能
22:30、もう、自然と声が出てしまう。痛みが来るたび「来た来たっ・・・ふぁ〜〜〜あぅ」みたいな感じ。しかし、なぜか陣痛の最中にうとうとして痛みの間隔が遠のいたりもしてた。助産師さんも「ちょっと休憩しながらでちょうどいいのよ」と言っていたけど、もう早く出したい気持ちでいっぱい。
23:30、いきみが逃せなくなってきて、本能の雄たけびが出る。タカ坊はそんな私に「シーッ」と一言。私は陣痛に襲われながらも「タカ坊もこの痛み、体験してみてっ!」と心の中で叫んだ。(←文句の1つも言葉に出来ないほど痛かった。タカ坊は後日、「リラックスという意味でシーっと言ったんだよぅ」と言い訳をしてた。)トイレに行きたくなり、トイレに行くもまたまた陣痛がやってきて、便座に座りながら雄たけびを上げる私。途中でマメに最後のキックを受けたりもした。
0:20、子宮口9.5cmでやっと分娩室へ移動。この陣痛室から分娩室に移動する間だけ、「痛い、痛い」と口に出して言ってた。分娩台に乗ってからはあとはもう必死!タカ坊の腕を掴みながら、最初は横向きでいきむ。最後の方は仰向けでいきむ。もう、ずんずんとマメが降りてくるのがわかる。噂には聞いていたけど、本当に巨大なウンコを必死で出すような感じ。オマタの間隔は痛いというより熱い、そして正に裂けそうな間隔。助産師さんに「上手、上手。その調子。」といきみを褒められる。タカ坊も横で褒めてくれた。でも、あまりにもいきみすぎる私に助産師さんも「休んで!休まないと赤ちゃんが息できないわよ!赤ちゃんに酸素送るのに深呼吸して!」。それでも、無我夢中でいきむ私。なんだかマメの心音が落ちてきた様子。呼吸器を付けられる私。ずんずん降りてくるマメ。オマタに何か巨大なものが挟まってる間隔。頭が少しずつ見えているらしい。何度かいきむと頭が出た様子。本で読んだら、頭が出た後は「ハッハッ」で力を抜くと胴体がニュルンと出てくると書いてあったので、わたしも力を抜くと、助産師さんが「体が出てないからいきんで!」との事(←翌日、頭囲より胸囲の方が1cm大きかったと知る。普通は頭が一番大きいらしいのだ。)おお、まだいきまなくちゃなのね・・とふたたびいきむ私。そして・・・・
0:59、マメ誕生!!最初、羊水を飲み込んでいて産声を上げなかったマメ。羊水を吸引されるマメにタカ坊と2人で「マメ、がんばれ!」と祈ると共に声をかける。ようやく産声をあげたマメを又、分娩台に連れてきてもらって胸の上に乗せる。なんだかとても頼りない生き物のよう。でも、おっぱいをあげると、ちゃんと上手に力強く吸ってくれた。産んだ瞬間はただただ安堵。もちろん、感動したけど、安堵のほうが強かったな。タカ坊は生まれた瞬間からもうカメラマン。パチパチと撮影開始。案外、冷静なタカ坊。タカ坊がカメラマンになっている間、私はチクチクと裂けた会陰を縫われてたのだけど、これがめっちゃ痛い!中と外をかなり縫われた感じ。は〜、くわばら、くわばら・・・。
その後、分娩室で少し過ごしてから、今度は2階の2人部屋へ移動。タカ坊とはここでお別れ。マメと一緒に病室で過ごす。興奮冷めやらぬままの私は腕の中のマメをじっと見つめる。なんとも不思議な感じ。つい先程、私のお腹の中から出てきたとはなんとも信じ難いというか・・。病室でもおっぱいをあげた。ようやく、マメを抱きながらウトウトし始めるとマメ号泣。で、助産師さんがやってきてマメを預かってくれることに。とりあえず、ママも休憩が必要との事でぐっすり眠った。

ーというわけで、4月6日 0時59分 52.5cm・3786gの結構ビッグなベビーを産みました♪(退院の日まで我が家のマメが常に院内で一番のビッグベビーだった・・・)ちなみに妊娠中増えに増えた私の体重は退院前日に測った所、−8kgだった。結構減るもんなのね。