ミャンマーから帰国

早朝に成田到着。暑かった・・・。45℃以上の暑さは初体験。ミャンマー人も木陰で休む暑さの中、観光して回った私たち・・。さぞかし、現地の方々の目には奇異に映ったことでしょう(笑)

たしかに目が合うと皆、微笑む。もちろん、物売りたちも微笑む。でも、アジア特有の強烈な物売りもタイほどではなかったなー。必死な子もいたけど、どこか楽しんでる風な子供たちも多かった。どこの国でも物売りさん達はTour Leaderとわかると諦めるのだけど、パガンで一人、ずーっとバスの止まる所、止まる所について回ってきて(・・というか、私についてきて)、手のひらサイズの仏像の頭をこっそり見せてくる男の子がいた。3回目ともなると、「また、あんたかいっ!」って日本語でツッコミを入れると、「そう。いくらなら買う?」なんて言って向こうも笑ってる。結局、その日最後の観光場所のシュエサンドーパゴダまで付いてきたので、根負けというか、ちょっと面白かったのでジャパニーズコインをあげた。彼の仕事もここで今日は終了。夕日を見終わった私たちのバスが出発すると、彼も友達のバイクの後ろに乗り、私におもいっきり微笑んで手を振って帰っていった。
関係ないが、いつも不思議に思うのが彼らはなぜかTour Leaderを瞬時に見分ける目を持っている。恐るべし。ちなみに物売りさん達の間で流行っている?セールストークは「かわいい〜」。ほとんど全員が言っていたが、おばあちゃんやおじさん客にも言っていた・(笑)
話は変わって、この時期は暑気でシーズンオフということで外国人客は減って逆にミャンマー人の観光客が多くなるらしいんだけど、あるパガンのパゴダでそれらしき団体と一緒になった。同じ室内で遭遇しちゃったので、室内は私たちツアーとその団体であふれかえっていたのだけど、ふと気が付くと、その団体のミャンマー人の女の子達が妙に私に密着してるのだ。最初はスリ?なんて思ったが、まわりを見るとなぜかクスクス笑ってる。ふと気付くと、室内の隅でこちらに向かってカメラを構えてる子が・・!そう、彼らは私に気がつかれないように自分達も入って私との写真を撮っていたのだ。ベタな隠し撮りに笑いつつも、かわいく思い、「一緒に写真とろうか?」とそばにいた女の子に声をかけると、なんとそこにいた全員がわーっと寄ってきて押し合いへし合い状態(^^;) 楽しい集合写真となりました。

本当に日常生活に仏教が溶け込んでいて、パゴダに来ることは全然特別なことじゃなく、皆熱心にお経を唱えたり、お祈りをしたりしてる。中には家族で来ていて、パゴダの中で家から持ってきたごはんを食べたりしている。ピクニックかい!とツッコミを入れたかったが、なんだか微笑ましかった。
そうそう、昼寝をしてる人は結構見かけた。この国の人にとっては、ご飯を食べることも寝ることもパゴダに来ることもすべてが当たり前の日常なのだ。
そういえば、バスのドライバーさん(インド系ミャンマー人)も安全運転の為に仏様に捧げるレイのような花飾りを道端の花屋さんで買ってバスに飾っていた。
唯一つ、ちょっとがっかりしたことは小僧さん(子供のお坊さん)托鉢中に小さい声で「Money,Money」と言っていたこと・・。子供なだけに本音がチラリか・・。

右を向いても左を向いてもパゴダ。大きいのから小さいのから金色のやら・・その数、ざっと2000以上あるという。ミャンマーには8曜日というのがあって、皆それぞれ自分の生まれた曜日の神様にお参りしている。曜日占いのようなものもあって、ちなみに私の生まれた木曜日は「温厚」だそう。「温厚な木曜日」うーん・・合ってる(笑)他には、「嫉妬深い月曜日」「まじめな火曜日」なんていうのもあったな。

とにかく美味かった!何でも美味!ミャンマー風の麺の入ったココナツ風味のスープが一番のお気に入り♪マンダレーヒルリゾートのホテル朝食であったのだけど、朝からごきげんさんになった。それ以外にもカレーやら納豆のふりかけやらへちまのてんぷらやら・・とにかく何でも美味しかった〜。タイ料理が好きな人は絶対イケるはず。
ちなみにミャンマーでは牛肉が一番安くて、一番高いのはヤギの肉だそう。牛は農家などで一生懸命働くから食べたらかわいそうという理由であんまり食べないらしい。
んでも、マーケットはすごかった。外に肉やら生の魚やらそのままの状態(冷蔵庫などもちろんない)で売られているのだけど、外の気温はもちろん40℃くらい。でもって、ものすごい数のハエがそれらにたかっているのを見たときはちょっと引いたなぁ・・・。
最終日、ヤンゴンAPに向かう途中にインヤー湖畔に寄ったのだけど、そこの食堂でさとうきびジュースを飲んだ。ここで飲むか、バスに持ってくかを聞かれたので、「バス」と答えたのだが、なんと、スーパーのビニール袋に絞ったジュースと氷をそのまま入れて、そこにストローを差して「ハイ!」と渡された・・。一瞬「えっ?!」と思ったけど、「こーゆーの嫌いじゃないな〜♪」なんて思いながら、暑かったのでゴクゴク美味しく飲んだ。
そういえば、ミャンマーの人は歯が赤い人が結構いるのだけど、最初見たときは「歯茎から血・・??」なんて思ったが、思いきり見当違いでした。ミャンマーでは昔から(主に男性)葉っぱに石灰を塗って、ナッツとか辛いのとか甘いのとか自分の好きなものをくるんで、おやつがわり?に食べる人が結構いるんだそう。それが歯を赤く染めるらしい。でも、ガイドさん曰く、「それは田舎の人だけ。都会の人はほとんど食べない。おいしくないし、苦いんだよー」との事。